










削りたての鰹節と上質な時間を過ごすために
- 鰹節削り器の鉋の調整用「木づち」 -
台屋の鰹節削り器は他ではやっていない「試し削り」をしてそのままの状態で出荷しますのでお客様が刃の調整をする必要がありません。
しかし、刃の調整も3つのステップでできます。
【1】刃を出す
刃は鉋刃の頭部分を叩きます。
刃は0.05ミリ(新聞紙1枚分)出すだけです。
台のお尻側から刃先の出具合を見ますが出た!
と思ったら出過ぎの場合がほとんどです。(←ここ重要)出すぎると粉状の鰹節になりますので試し削りをすればすぐにわかります。
光の加減で見えやすい位置があるのでさまざまな角度で刃先を見てみましょう。刃の出具合を指先で触ってみる方法もありますがけがの無いよう十分気を付けてください。
刃先が出過ぎていたら下記「3、刃を抜く」をやってください。
写真の木づちは台屋特製の「かまぼこ木づち」
台の尻側から刃先を確認
【2】刃先左右の確認
刃を出すと斜めに出ることもあります。
その時は刃の横を叩き調整します。

【3】刃を抜く
刃先が出過ぎた場合は鉋台(鉋の木部)の頭部分を叩きます。軽くたたけば少し刃先が潜り、強く叩けば多めに潜ります。
刃を抜きたい場合は叩き続けます。軽く指で押さえると飛び出してしまうことがありません。

まとめ
刃を出すときは試し削りをしながら少しずつ刃先を出していきましょう。
出た!と見えた時には刃先が出過ぎの場合が多いです。
何度かやっていると光の加減などで刃先を見るコツをつかめるのでがんばりましょう。
台屋 かまぼこ木づち
材質 :樫+ウォルナット
サイズ:35×72×72ミリ
重さ :160グラム
※天然材ですので一つ一つ木目や色は異なります。
鰹節がうまく削れない場合
☑ヒラヒラの鰹節が削れない
☑粉になる
困っている方は下記をご確認ください。
1,鉋刃が出過ぎている。
最も多いと思われる原因です。刃先を出す調整はかなり繊細な作業です。刃先を出し過ぎている場合は切れないばかりでなく、刃こぼれや破損の原因にもなるので紙の厚さ1枚分出すように調整してください。
2,鉋刃が切れない。
刃先が消耗している場合はよく切れません。刃の研ぎ直しが必要です。
3,鰹節が乾燥し過ぎている。粉になりやすい鰹節がある。
割と多い原因です。乾燥して削った面が黄色や白に変色している場合は特に粉になりやすいです。また鰹節の製造過程で乾燥して水分量が少なすぎるものは粉になりやすいです。削った面にヒビ等の亀裂がある場合もあります。削る面を濡れた布で少し湿らせると削りやすいです。
4,削る際の鰹節の押さえ方、角度。
削るのに慣れていない場合、上から押し付ける押さえかたが弱いとうまく削れません。また鰹節を立てすぎると削れません。
5,削る際の鰹節の向き。
いわゆる逆目となっていると粉になりやすいです。逆方向に削ってみましょう。
6,鉋台が歪んでいる。
湿度により鉋台(かんなだい)が歪んでいると削れない場合があります。これは専門家に調べてもらう必要があります。
その他、わからないことがありましたらお問合せ下さい。
職人のメンテナンス(永遠サポート)
台屋は長く鰹節削り器を使っていただくため「職人のメンテナンス」というサービスを受け付けております。削りにくくなったらお気軽にご相談ください。
お買上時に、削り器の箱の中に発送伝票も入っております。
台屋の職人のメンテナンス内容と料金
現在他社の鰹節削り器は受け付けておりません。ご了承ください。
・鉋刃の研磨
・鉋台(木部)直し
・箱にクルミオイル塗布
・試し削り
すべてを含めて税込み¥1,650
(※この金額は変更になっている場合があります。)
送料は送るときお客様ご負担、返送は台屋負担でご対応して頂けます。
直せない場合もあります。
・鉋刃が短くなりすぎた場合
・鉋台が薄くなりすぎた場合
・大きな割れや欠けている場合
などの場合は台屋よりご連絡いたします。